丸いお椀型の綺麗なバストをお持ちの方はどれくらいいるのでしょうか?
バストの形、大きさ、乳輪の色など、人によって悩みはそれぞれです。
このページにたどり着いた方の中には、バストの形にコンプレックスがあり、深く悩んでいる人がほとんどだと思います。
今までたくさん離れ乳の対策を試してきた。
でも何をしても離れ乳が改善できなかった…
そんな方が多くいらっしゃると思います。
最終手段としてバストの形や大きさは、手術である程度綺麗に整える事も出来ます。
ですが手術によって得られる結果(満足度)だけを見るのではなく、もしもの時のリスク、術後にどのような支障が出てしまうのか?
これらを天秤にかけ、よく考え・調べ・信頼できる医師とよく相談をしたうえで、決定しなければいけません。
今回はバストの形、特に「離れ乳」に悩む方、病院でおこなわれている手術方法や美容整形、そしてリスクや注意点について紹介したいと思います。
離れ乳を病院で手術する前に…
バストの形など体の一部の見た目を施術で変える外科を「形成外科」といいます。
美容外科は形成外科の一分野で、美容整形を行っている外科です。
またよく検索されている「乳腺外科」ですが、これは乳房にしこり・痛みがある、乳首から分泌物が出ているなどの様々な症状が表れるときに受診する外科です。
なので離れ乳にお悩みの方が病院やクリニックに行く場合、○○形成外科、▲△美容外科、×××美容整形クリニックのような、信頼できる医師のもとで手術を受ける事になります。
手術方法は病院や医師によって異なる
病院で離れ乳の手術を受ける場合、それぞれのバストの形によって推奨する手術方法は異なります。
美容整形外科のサイトなどで紹介されている手術方法はいくつかありますが、患者さんのもともとのバスト形や体形、希望する形や大きさを考慮して医師が判断します。
病院や美容外科クリニックなど、複数の医者が働いているところでは、担当する医者によって、どの手術を行うのか判断方法が異なります。
病院で離れ乳を治す方法「豊胸手術」
離れ乳を治す手術には「豊胸手術」と呼ばれる人工的なバストアップ方法があります。
バスト内側にほどよい量の注入物を挿入する事で、離れていたバストが理想の位置に寄りますし、医師の腕がよければ自然な形に仕上がる事があります。
ただ一言で豊胸手術といっても手術方法は何種類かありますので、どういった種類の手術があるのか簡単に見てみましょう。
- ヒアルロン酸注入
- 脂肪注入
- コンデンスリッチ脂肪注入
- 脂肪幹細胞移植
- プロテーゼ法
- 切断
方法1.ヒアルロン酸注入
豊胸手術の中でも「ヒアルロン酸注入」は、最も体の負担が少ない手術です。
手術時間20分程で終了しますし、注射器でのヒアルロン酸注入なので傷跡も残りません。
注入するヒアルロン酸の質にもよりますが、1年ほどで体に吸収されてしまう為、永久的な効果ではなく、定期的に行う必要があります。
施術料金:注入量によって異なります。(例) 100㏄でおよそ25万円。
方法2.脂肪注入
太ももやお尻など柔らかい部分から採取した脂肪をバストに注入する手術です。
自身の脂肪を利用しているのでアレルギー反応を起こす心配はありません。
手術時間も2時間程度で終わりますし、比較的値段が安いとは言われていますが、しこりが出来やすいなどの難点があります。
また脂肪を採取した時に不純物を取り除いていないので、死活細胞が含まれる場合もあるので脂肪壊死や石灰化のリスクがあるし、3割くらいしか脂肪が定着しません。
施術料金:注入量によって異なります。(例) 40万円など。
方法3.コンデンスリッチ脂肪注入
コンデンスリッチ脂肪注入とは最先端の「濃縮脂肪細胞注入法」を言います。
自身の体から採取した脂肪から不純物を取り除き濃縮するので、健全な脂肪細胞のみを注入する方法。
脂肪注入よりも定着率が8割と高く、持続効果があるし、しこりもできません。
施術料金:注入量によって異なりますが、(例)モニター価格で90万円~、一般的に120万など。
方法4.脂肪幹細胞移植
脂肪幹細胞移植とは、別名「セリューション豊胸」とも言われてます。
コンデンスリッチ脂肪注入との違いは、体内から採取した脂肪から幹細胞を抽出し、バストに注入する方法です。
定着率も8割と非常に高いのですが、多くの脂肪が必要となるので、痩せ型の人には適応できません。
施術料金:注入量によって異なりますが、(例)およそ80万など。
方法5.プロテーゼ法
シリコンで出来た豊胸パックを直接バストに入れる手術です。
半永久的に効果が続きますが、完全な異物なので痛みを伴う場合もあり、体の負担が大きい手術なのでおすすめできません。
また、仰向けに寝た場合に不自然な形に浮くことがあります。
方法6.切断
最後にお伝えする方法は、皮膚を切除する方法です。
離れ乳と垂れ乳が同時に進行してしまいお悩みの方が受ける事の多い手術です。
この状態は、クーパー靱帯が伸びてしまっているだけではなく右の画像の◯で囲まれている部分の皮膚も伸びてしまっている状態なので、この部分の皮膚を切り取って、皮膚ごと持ち上げるような手術方法になります。
そのほかにも、上の位置だけではなく皮膚を縮めたい部分を切除して縮める方法がありますが病院の先生やバストの状態によって判断されます。
皮膚を切除して持ち上げると、バストのたわみも無くなりますし、乳首の位置が上にくるので、バストが綺麗に見えるようです。
しかし、費用が高額だったり、傷跡が残ってしまったり、アフターケアをしなくてはいけないデメリットがあります。
また術後に引っ張られてるような違和感を感じる人が多く、やり直しもききません。
病院で離れ乳の手術、リスクや注意点
先ほど病院で受ける事ができる主な手術についてお伝えしましたが、手術についての詳細や、一人一人に合った手術方法は、リスク面も含めて十分に医師と話し合う必要があります。
どの手術も大小の痛みは伴いますが、それぞれの手術で考えられるリスクを簡単にまとめると、
- ヒアルロン酸注入は、短期間の効果しかない
- 脂肪注入はしこりができやすく、脂肪壊死や石灰化のリスクもある
- コンデンスリッチ脂肪注入は、リスクは少ないが高価
- 脂肪幹細胞移植は、痩せ型の方は受けられない手術
- プロテーゼ法は、おすすめしない
- 切断はリスクが高すぎるし、元に戻らない
このようなリスクと共に、予想していなかった思いがけない事も出てきます。
医師の技術によって仕上がりが違う
バストの仕上がりに関して、これは医師の経験や技術力によって見た目が大きく変わります。
ヒアルロン酸や脂肪など注入する量を自身で決める事ができますが、注入には高度な技術が必要で、注入技術が確かな医師を見極める必要があります。
患者一人一人の状態に合わせる事の出来る、安心の技術を提供している医師を選びましょう。
想像しているような出来にならなかった、結果が残念でもやり直す事が出来ないからです。
アフターケアについても相談しておく
相談の時に、術後のアフターケアについても必ず相談しておきましょう。
よいお医者さんは、術後に起こる様々な問題を熟知されており、アフターケアの対応も万全にされています。
あまり注入しすぎると、乳首が外を向く
離れ乳の場合、バストの内側にヒアルロン酸や脂肪を注入するとお伝えしました。
でもあまり内側ばかりを大きくしてしまうと乳首が外側を向くようになりバランスが悪くなります。内側にある程度注入したら、今度は外側にもすこしずつ入れたりと、バスト全体のバランスを確認しながら施術する必要があります。
なので内側にちょこっと盛るつもりであったとしても、バスト全体がある程度おおきくなります。
また先ほどの「医師の技術によって仕上がりが違う」に少し重複する内容ですが、こういったバランスをうまく利用して、理想のバストの形に仕上げる為には、医師の注入技術力に加え、センス力も必要になってきます。
乳がん検診の妨げになる
特に40歳以上の方、毎年エコグラフィ―やマンモグラフィーで乳癌検査を受ける方が多いと思います。
ですが注入したヒアルロン酸や脂肪がしこりのように写る事があるので、事前に豊胸手術をしている事を伝えなければいけません。
また、プロテーゼ法でシリコンでできたパックを胸の中に入れている方、破裂する原因になるのでマンモグラフィー検査は受ける事ができません。
授乳の妨げになる場合も
どの手術を選択するかにもよりますし、ここで紹介していない施術を行う可能性があります。
ヒアルロン酸・脂肪注入は妊娠・授乳の妨げになる事はあまりないようです。
ですが切除手術時に乳管や乳腺組織を切断してしまったら…
もちろん問題は起こります。
また安全面で正式に許可がない「ジェル状の充塡(じゅうてん)剤注入」を行っている医師もいます。これも感染症の原因となりますので、赤ちゃんがお母さんの母乳を飲んでしまった場合、お子さんにも影響を及ぼす可能性がでてきます。
離れ乳の方必見のバストケアのまとめ
いかがでしたでしょうか?
離れ乳を目立たなくする手術は、ここでお伝えした以上の方法があるかもしれません。
ただヒアルロン酸のように気軽なものから、「切除」「プロテーゼ法」など体への負担が重いものまであります。
出来上がりが不自然になったとしても元に戻すことが出来ない事もあるし、副作用・合併症などのリスクもあります。
すでに手術を決心されて病院を探していらっしゃる方は、最低でも信頼できる医師「技術力・経験がある」とよく相談し手術を決定して欲しいと思います。
また、これらの手術が安いからと海外で受ける方もいますが、本当に要注意です。
もし手術の結果が納得できない事があったとしても、術後のアフターケアはほぼ出来ないと考えて下さい。
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